【イベント報告動画】医療従事者のための、はじめてのクラフトビールセミナー

 

駅から目黒通りを権之助坂へ下り、小道を入ると、その店はあった。

 

入り口にビアタップが8つ並んでいる。

コンクリートの壁に、温かみのあるウッドの机。

センスのいい空間、心地の良い非日常を演出する場がそこにはある。

 

今回は、某おしゃれ雑誌にも掲載されるBEER  BARを舞台に、初心者向けの「はじめてのクラフトビールセミナー」を開催しました。

 

お店は贅沢にも貸し切りに。

さらに参加者も主催者も講師も医療従事者に限定したので、知り合いが居ない、はじめての方でも安心して参加できる心理的安全性が担保された空間設計になっていました。

 

こんな時だからこそ「人とヒトとのゆるい繋がり」をつくりたい。

医療の最前線でともに戦っている仲間と一緒に「乾杯」をしたい。

 

そんな動機一つで、この企画は始まっています。

(あと、少しでもお店の集客の助けになればとの思いも含まれていました)

 

そして、今回は3つの参加形態で開催するハイブリッドイベントでもありました。

 

①リアル会場(ANOTHER8)で楽しむ

②オンラインで楽しむ

③オンライン視聴のみ

 

リアルとオンラインを繋ぐ仕掛けとしては、会場にてテイスティングで使うビールをオンライン参加者にも郵送し、一緒にワークショップに参加してもらうというものでした。

その他インタラクティブ性、グループ内ディスカッションなどを組み込む形としました。

 

 

[こんな方が参加されていました]

・美味しいクラフトビールが飲みたい

・クラフトビールのことを知りたい

・お洒落お店に行ってみたい

・行きつけのお店を作りたい

・ゆるい繋がりが欲しいと思っている

・いろいろな医療施設の方とお話したい

・コロナ禍で施設から外での会合/飲み会を自粛/禁止されている

 

 

 

講師も医療従事者(臨床工学技士)

ビール好きが高じて、こうして人前で講義するまでに(笑)

本人も驚きの機会とのことでしたが、話し始めるとウンチクが止まらない(笑)

 

初めての方向けに、基礎的なビールの種類や特徴(味など)についてレクチャーあり。

また、ワークショップ形式で、体感しながら進むプログラム。同じ種類のクラフトビールを参加者に提供し、テイスティングを行い、味・香り・感じたことを参加者で共有しました。テーブルごと、参加者ごとに味の表現やベクトルが全然違っていたりする場面もあって面白かったです。一番の反応は、缶から直接飲んだ時と、コップに注いで飲んだ時の味の違いに参加者全員が驚いておりました。

 

 

[今回使用したクラフトビール(2種)]

 

①けやぐのA8DRRIPA 8% 33cl

Be Easy Brewing

ANOTHER8とコラボしたライ麦をしっかり使ったRed Rye Double IPA。モルトの旨味とどっしりした飲み口を、香ばしい苦みが追いかける。ホップの香りと味わい、ライ麦のスパイシー感。赤みがかったオレンジ色が綺麗な非常にバランスの良いビール。

Be Easy Brewingのビールは定番の3種類を除いて、1回きりの限定醸造。ビールの名前も津軽弁でつけている。Be Easy Brewingのビールを飲んで青森の風景を味わってみてほしい。

 

 

②Seminole Adonis BW 5.6% 33cl

Brewski

アメリカ・フロリダ州のセヴェンズ・サンとのコラボビール。セミノールはもともとフロリダ州のインディアンで、アドニスはギリシャ神話でアプロディーテーの人間の恋人のこと。不思議な名前のアプリコット、パイナップル、レモンと乳糖入りのサワービール。最初に感じるのはパイナップルで、後にレモンや乳酸から来る酸味、最後に乳糖の甘さがアプリコットの味を強化している。

Brewskiのビールはフルーツを使ったものが多く、約80%はベリーや果物を使ったビール。クオリティの高いホップの入手が難しかったため、それを補う形でマンゴーやパッションフルーツなど果物を生かしビールを醸造。その後もフルーツを使用したビールを多数醸造している。

 

 

[今回の目標であったこと]

・日常にクラフトビールを取り入れてみる

・人にウンチクを話してみたくなる

・ANOTHER8に来たくなる

・DIG THE LINEでお買い物したくなる

・akarinkのお手伝いをしてみたくなる

 

 

 

[参加者の感想]

・参加者していただいた方々の表情が笑顔で楽しくされていたのを見ると、色々制限されている医療従事者には、ちょっとした息抜きの時間にになったのではないかと思えました。

・オンライン飲みに慣れてしまっていましたが、久々にリアルな人と楽しくお酒を飲む時間になりました。リアルに挨拶して、握手を交わすことが出来たことに感動を覚えました。

・オンライン参加でしたが、とても楽しかったです。また機会があったら参加したいです。

・ドタ参でしたが対応いただきありがとうございました。お料理は美味しくて、空間も人も心地よく、とても良い時間を過ごせました。

・クラフトビールの種類の多さにびっくり。味の表現も人それぞれ感じ方が違って面白い!テイスティングの表を見ながらだと、表現の幅を感じました。

・缶のままとグラスに注いだ味の違い、これが一番印象に残りました!一つのビールで2度おいしい、楽しめる。

・ビールの奥行きを感じたイベントでした♪

・何だかアットホームな感じで楽しかったです。

 

 

[さいごに]

普段皆さんが目にしている情報のほとんどは、自身で選択してフィルターを通し限局された(自分が見たいものだけを見ている)情報であるといいます。

今回のイベントのように、属性は近いにせよ、会場での偶然の出会いや、グループワークの輪であったり、提供される知識や話題に対するリアクションは様々。他者と自信を比べることで初めて自分自身がわかるという経験。そんな、偶発的な出会いや心地の良い同調圧力が本イベントのプログラムコンセプトとなっていました。このような「素敵な出会い」や「ゆるい繋がり」が生まれる場をこれからも作り続けていけたらいいなと思っております。

 

引き続き、akarinkの活動へのサポートとジョインをお待ちしております。

akarink(アカリンク)は、「みんなを照らす、つなぐ。」医療を中心とした各種イベント、セミナー等のコーディネートを行っています。