『グラフィックレコーディングのはじめ方・活かし方~体験セミナー~』を開催いたしました。
グラフィックレコーディングのはじめ方・活かし方 ~体験セミナー~https://medicallearningbalplus02.peatix.com/view
1.そもそも”グラレコ”ってなんですの?
最近いろんな場所で、”グラレコ”というワードを聴く機会が増えた気がします。グラッフィクレコーディングの「入り口体験」をするための気軽なセミナーです。
[司会]
早速ですが、”グラレコ”ってどんなものなのでしょうか?
[奥田さん]
グラレコは、グラフィックレコーディングの略。一般的には、対話や議論の場で情報をイラストや図にまとめていくことをグラレコと呼びます。簡単なイラストや図・文字を使って、情報や議論の内容を「視覚的に記録する」ものです。
単に記録するだけでなく、一目で話しの流れ全体像が 把握できる、関係性や構造が直感的に分かるという特徴があります。グラレコでは、複雑な情報をいったん抽象化し、改めてグラフィック化しなければなりません。情報をシンプルにまとめる必要があるため、ロジカル思考の訓練にも役立ちます。
[司会]
似た言葉に「グラフィックファシリテーション」というものもあるそうですが?
[奥田さん]
こちらは会議において見える化しながら司会・進行を行っていくものということになります。少し応用が必要になるスキルなので・・・今回は「入門編」ということで、基礎的なことからレクチャーしていきます。基本的なことから始めていただいて、これをきっかけにグラレコを始めてみようかなと思っていただけたら嬉しいなと思っています。
[司会]
とはいっても、そもそも絵のセンスが無いと難しいんでしょう?
[奥田さん]
いえいえ、そんなことは無いんですよ。グラレコというと絵的センスも問われるのかな?と思わる方も多くいらっしゃいますが、綺麗な絵を書くことが目的ではなくて、「場を促進すること」が目的になります。上手な絵ではなく、伝わるかが重要なポイントになるので絵はかけなくても大丈夫です!
グラレコをご存知の方は、会議などで使うイメージがある方も多いと思いますが、グラレコにはさまざまな活用法があります。
2.どんな人が対象のセミナーか?
・グラレコに興味があり、これから初めてみたい方
→ なにからはじめたらいいのか、キッカケが欲しいと考えている
・会議をもっと円滑に進めたいと思っている方
→ ディスカッションの内容をその場で可視化することでなぜこの議論にたどり着いたのか足跡を残せたり、全体像を掴みながら進めたい
・会議の議事録をグラレコで記録して、申し送りに活用したい
・部内の課題解決のミーティングで活用したい
→ アイデア出しやイメージのすり合わせ、ブラッシュアップに活用
・セミナーや院内勉強会などの記録
→ 理解促進と参加者同士の対話を生むことができる場を創りたい
3.どんなプログラム
はじめは「グラレコのお作法」的なところから始めて、徐々に難易度とパーツを増やしながら進むプログラム。
同じテーブルの方と自分の描いたモノの違いなんかを確認しながら進めていきました。他の方の描いたパターンを確認することで、自分の引き出しを増やす効果もあります。また、プログラムを通じて参加者通しが交流できるように配慮しました。
「ペンの使い方」からはじまり「線の書き方」「アイコンの書き方」などへ、少しずつ難易度を上げていきます。
4.とりあえず、グラレコ始めてみよう!
セミナー最後の質疑応答の際に、グラレコの上達法について教えていただきました。
上達法1つ目
とにかく引き出しを増やすということ。グラフやアイコンなども、知っているとか書いたことがあるかで、実際に書けるかどうかが変わってきます。絵のセンスがないと思っていた方でも、練習すればグラレコができるようになるということなんです!少しずつグラレコに慣れていっていただけたらいいですね。
上達法2つ目
速さに慣れること。話し言葉を聞きながら書き取れるようになるためには、素早く書く練習も必要です。おすすめは、自分の興味ある分野の動画を見ながらグラレコにチャレンジすることだそうです。好きなことを学びながらグラレコの練習もできて一石二鳥です!
上達法3つ目
構造化して考える力を鍛えること。グラレコで重要なのは、どれだけ複雑な話をシンプルにとらえることができるかです。構造化して考える力=本質を捉える力を日常から養っておけるといいですね。
akarinkって?
「みんなを照らす、つなぐ。」
日常を豊かにするためのイベントやセミナーを企画しています。
人に灯りを照らし、集まった人同士を繋ぐことを目的にしながら、体験でしか得られない「経験」をもとに、参加していただいた人の人生をチョットだけ豊かにするための「学び場」を提供していきます。
医療に関係する人すべての背中を、そっと推すお手伝いが出来れば幸いです。
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