「コーヒーを通じて ”フェアトレード” を考えるカフェ」

▼日時 9月16日(木) 午後1時~2時
▼場所 深大寺いづみや(調布)
▼セミナー内容
・フェアトレードとは?
・美味しい珈琲の淹れ方
※ so good coffee
※ 344coffee
※ Fairtrade Label Japan (フェアトレード・ラベル・ジャパン)

9月21日は、国連が定めるピースデーです。9月15日~21日をピースデーウィークとして平和イベントが各地で開催されます。
https://peaceday.jp/2021/
これに合わせて今回、安全で美味しい自家焙煎珈琲ロースターso good coffee / 344 coffee共催のもとピースフルなフェアトレードコーヒーのイベントを開催しました。 みなさんが毎日飲んでいる珈琲で、誰も傷つけない平和な世の中を願って”フェアトレードを考えるカフェ”をOPENしました。

ところで皆さんは、『フェアトレード』って知っていますか?

一度は耳にしたことがあるであろうこのワード。でも実際にどんな仕組みで、どんなアクションなのか詳しいことは知らないという方が多いのではないでしょうか。

フェアトレードとは直訳すると「公平・公正な貿易」。つまり、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をいいます。

Zoomを通じたオンラインでFairtrade Label Japan (フェアトレード・ラベル・ジャパン)の中島さんをお招きして、短時間ではありましたが講義をしていただきました。

途上国の支援として国家間での経済援助はこれまで幾度も行われていますが、「民間までその恩恵が届かない」「一時的な依存で終わってしまう」といった問題も発生し、労働者の環境を根本から改善するには至っていません。

この悲惨な現実を打破すべく始まったのが、『フェアトレード』という取引の方法です。途上国の労働者(原料農家・生産者・加工者など)に対し、労働に見合った額の報酬を支払おうというこの取り組み。最大の特徴は、労働者の自立を促せる点です。

フェアトレードによって労働者は自分の労働によって正しい報酬が得られることになり、下記の効果が得られます。

・労働者のモチベーションが上がる
・収益が増え、投資が進んで生産力が上がる
・自分の生産物が評価され、自信につながる
・製造物の品質が上がり、より高く売れるようになる

フェアトレード・ラベル・ジャパン

結果として下から途上国が潤い始めます。そのメリットは消費者である私たちにも高品質となって返ってきます。それがフェアトレードの本質です。

コーヒーはどうなの?

今回のイベントでは、カフェでコーヒーを飲みながらフェアトレードについて考えてみるというもの。そのコーヒーの事情について少し説明を付加しておきます。

コーヒー生産国のほとんどは、いわゆる開発途上国といわれる国々です。コーヒー豆の買取価格は、生産現場とは遠く離れたニューヨークとロンドンの国際市場で決められます。

生産者と直接取引をする輸入組織は、市場がどんなに下落していても、取引する生産者組織にフェアトレード最低価格を保証しなければ、フェアトレード認証を受けることができません。国際市場価格がフェアトレード最低価格を上回ったときは、それに連動してフェアトレードの買入価格も上がります。

経済的基盤の弱い途上国の生産者にとって、変動の激しい国際市場の価格は時に生産コストを大幅に下回り、貧困に拍車をかけ、生産を継続できない状況へと追いやってしまいます。フェアトレード最低価格とプレミアムを保証することで、国際価格が下落しても生産者は正当な対価を得て、自らの力で持続可能な生産と社会開発を実現することができるのです。

フェアトレード認証商品

日本で流通する認証製品や調達制度に参加する商品は、コーヒー、紅茶、チョコレート、コットンなどがあり、その数は年々増加しています。気になる製品を探してみませんか。

製品紹介|fairtrade japan|公式サイト (fairtrade-jp.org)

私たちに出来るアクション

フェアトレードは、貿易のしくみをより公平・公正にすることにより、特に開発途上国の小規模生産者や 労働者が、自らの力で貧困から脱却し、地域社会や環境を守りながら、サステナブルな世界の実現を目指す取組みです。フェアトレードの取組みは、SDGsが掲げる17の目標のほぼすべてに関係しています。

私たちは、決してひとりでは途上国を再建するような大規模なことはできませんが、日々の買い物で選ぶ商品くらいは自分の意思で決められますよね?大げさかもしれませんが、日々の買い物は、いわば未来を託す企業を選ぶ投票なのです!

少しだけ高い商品を選ぶことになったとしても、フェアトレード商品が一つの選択肢として意識できることが重要なのだと思っています。

このように社会貢献に役立っているフェアトレードですが、その認知度が高まるとともに、大企業の参入が増え、「企業が儲けを得るためのフェアトレード」が出てくるようになりました。残念ながらフェアトレード商品を扱っていることをアピールし、イメージアップのために利用している企業もあります。しかし、最初はイメージアップのためであっても、私たち消費者が進んでフェアトレード商品を購 入するようになれば 、企 業はフェアトレード商品をもっと仕入れ、販売するようになるでしょう。そうなればフェアトレード本来の目的は達成されるようになります。最終的にフェアトレードを普及させるか否かは私たち「消費者」にかかっているのです。

私たち消費者には社会を変える力があります。私たちがよく考えてものやサービスを購入することこそが大切な一歩となるのです。

私たちの購買活動における日々の何気ない選択が社会問題に関わっている可能性があるということは、逆に言えば『日々の選択』を変えていくことで、問題の解決に貢献できるということでもあると思います。商品やサービスの安さだけを求めるのではなく、そのモノの先にある背景を想像できること、そして購買を通じて私たちが貢献できることを考えられるということが大切なのだと今回のセミナーを通じて感じることが出来ました。

素敵な学び時間となりました。

参加者感想

 コーヒーを通じて ”フェアトレード” を考えるカフェに参加しました。

 今回お話を聞いて、改めて考え方や仕組みを知りました。生産者の方が説明を受け希望した上で契約となること、生活改善と自立を目指すことが一方的なサポートにならないところが印象に残っています。これから商品を購入するときに何を選ぶかを決める選択肢のひとつになると思いました。フェアトレードを知って、自分がほしいものを購入したら誰かの助けになるって実は思っていたより身近であることを感じました。

 参加したみなさんと一緒に、知る・興味を持つ・共有することでいっきに理解が深まる体感をした時間がとても楽しかったです。

akarinkの開催するセミナーの心地よさは、きっと人、場所、自身と他者の感覚に触れる時間など複合的に融合されることで実現できるのだと思います。

少人数制だから心理的に安心して参加できるし、一人一人としっかりと向き合って進めていける。ほっこりした空気感、大人の学び場、サードプレイスとしての場作りを「akarink」は、これからも作っていきます。

akarink(アカリンク)は、「みんなを照らす、つなぐ。」
医療を中心とした各種イベント、セミナー等のコーディネートを行っています。

akarink | 灯りを照らして, 新しい ”場” を創る