医療者の宿り木に……。

ご存知の通り、コロナ禍により医療は危機的状況にあります。
医療者はセルフレスネス(利他的)な状態で働き続け非常にストレスを抱える。
燃え尽き症候群、パフォーマンス低下、医療事故とも関連があるといわれています。
普段の労働環境でもこれらは頻度高く起こっている事象なのにです。
自身も含めて医療者の心のケアに留意が必要だと考えています。
「現場の医療従事者は数週間、数カ月かけてPTSDを発症していく確率が高い」と言われています。
私を含め、医療従事者は職務を続けて他を後回しにするよう訓練されています。
とにかく今すべきことに集中して、悲しんだりする感情を整理したり、心理的な犠牲と向き合ったりするのは後回しにしているからです。
長い間この状況と向き合ってきた疲弊とその結果が伴わなかったり、出口が見えない状況はさらなる疲弊を誘発することとなるでしょう。
特に、目の前の命を救えなかったときの責任感と喪失感は図りしれません。
これらメンタル的なケアについては、基本的には自身で積極的にセルフケアをしていくしかありません。
ただ、現状ではやはりそのセルフケアも容易ではない状況だと言えます。
外へ出かける、人に会う、同居する家族以外の人と触れ合うといった気分転換に直結する行動が制限されているからです。
それらを少しでも和らげることのできる機会を提供できないかと模索し続けております。
akarink(アカリンク)は、「みんなを照らす、つなぐ。」
医療を中心とした各種イベント、セミナー等のコーディネートを行っています。

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